POINT 01
6通りの比較を同じ手順で一括実行
対照・病態・処置の3群を、2つの時点それぞれで総当たりに比較します。正規化から分散の推定、正確検定までを共通の関数で処理するため、すべての比較を同じ条件で実行できます。
RNAシーケンスで得たカウントデータを、群と時点の組み合わせごとに比較するシステムを開発しました。統計的な検定から、ボルケーノプロットとヒートマップの作図までを自動化し、変動したRNAを機械学習用の特徴量に変換する処理も実装しています。
Challenge_
複数の群と時点にわたるRNAの発現データから、条件によって発現量が変わるRNAを見つける必要がありました。比較の組み合わせが多く、検定と作図を1件ずつ行うのは手間がかかる状況でした。
Architecture_
Excelのカウントデータを読み込み、群と時点の組み合わせごとにedgeRで2群間比較を行います。比較ごとに検定結果の表とボルケーノプロット、ヒートマップを出力します。変動の大きいRNAは配列から記述子を計算し、学習用のデータセットにまとめます。
Key Points_
群の割り当てや強調表示のしきい値を設定ファイルにまとめ、コードを変更せずに条件を調整できる構成にしました。
POINT 01
対照・病態・処置の3群を、2つの時点それぞれで総当たりに比較します。正規化から分散の推定、正確検定までを共通の関数で処理するため、すべての比較を同じ条件で実行できます。
POINT 02
発現の変化量(log2 Fold Change)とP値をもとに、しきい値を超えて増加したRNAと減少したRNAを色分けして表示します。しきい値の位置は破線で示し、設定ファイルから変更できます。
POINT 03
全サンプルと比較ごとに、カウントのヒートマップを出力します。値の差が大きいデータでも傾向を読み取れるよう、実数と対数変換の2種類を作成し、図のサイズや文字の大きさも設定で調整できます。
POINT 04
比較結果から変動の大きいRNAを選び、miRBaseとEnsemblから配列を取得します。配列を分子構造に変換して記述子を計算し、学習・検証・テストに分けたデータセットとして出力します。
Tech Stack_
統計解析と作図はR、配列の取得と記述子の計算はPythonで実装し、それぞれをスーパーコンピューターのジョブとして実行できるようにしています。
| 区分 | 技術 | 用途 |
|---|---|---|
| 統計解析 | R/edgeR | 正規化、分散の推定、2群間の正確検定 |
| 可視化 | ggplot2/pheatmap | ボルケーノプロット、ヒートマップの出力 |
| 配列データ | miRBase/Ensembl | 転写産物IDに対応する配列の取得 |
| 特徴量 | Python/pandas/RDKit/Mordred | 変動RNAの抽出、記述子の計算、データセットの作成 |
| 実行環境 | conda/ジョブスケジューラ | R・Python環境の構築、解析ジョブの投入 |
Outcome_
Contact_
扱うデータや研究目的に応じて、必要なモデルとシステムをご提案します。検討中のテーマや実装したい機能からご相談ください。
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